【高橋雄一×サンパッチーニ 特別対談】何が起こったのか理解するのに時間がかかりました・・・

先日、大川が木下の持つチーム最年長ゴール記録を更新した。

八王子との一部昇格同期対決は先制するも1-3で逆転負け、今シーズン最終戦を勝利で飾れず

大川が木下の持つサンパチオ公式戦最年長ゴール記録を39歳7ヶ月に塗り替える!!!

その光景をベンチで見ていた同級生で永遠のライバルである高橋、私は「相当悔しかったに違いない」、そう思っていた。

それを確かめるべく、高橋のもとへ足を運び、食事がてら大川高志のゴールについて聞いてみた。

すると意外な答えが返ってきた。

 

サンパッチーニ:なんかこうして話すのは久しぶり?

高橋雄一(以下、雄一):そう?まあお互い忙しいもんね。

サンパッチーニ:早速だけど、あの試合のことを。スタメンは、梨木、木下、大川(高)、鈴木の4人だったけど、嫉妬とかそういうのはなかった?

雄一:今季は選手登録ではなく、コーチ登録なので、試合に出られないのは分かっていたことで。もう彼らとは気心も知れた仲だし、まあ、その輪に自分がいない事に軽い嫉妬を抱きつつも、久しぶりに彼らのプレイを見れる楽しみの方が勝っていたと思う。

サンパッチーニ:あら意外(笑)。そんな中、高志の先制ゴール。正直ぼくはとても驚いたけど、雄一は?

雄一:あの瞬間、一体何が起こったのかまったく分からない状態で、、、ベンチで座っていたメンバーは立ち上がって歓喜の声を上げていて、そんな中自分は一人ベンチに座ったまま。本当一体何が起こったのか理解するのに時間がかかったかな。

サンパッチーニ:それはやっぱり悔しくて素直に喜べなかったから?

雄一:いや、そういうわけじゃなくて、その時の気持ちを一言で表すとするなら、、、『無』かな。

サンパッチーニ:『無』?どういうこと?

雄一:無想無念。感情が無い。以前なら激しい嫉妬で彼を罵っていたのかもしれないし、怒りを覚えていたのかもしれない。ただ不思議と以前までのそういう気持ちは湧いてこなくて。

サンパッチーニ:それはなんで?

雄一:あの時は体調がもの凄く悪くて、正直ベンチに座ってるだけでも辛くて、、

サンパッチーニ:それどころじゃなかったと。

雄一:まあそんな感じかな。

写真提供:aki281120さん

 

サンパッチーニ:そういえば、あの試合の後、インフルにかかったメンバーが何人かいたみたいだけど、体調が悪かったのは単なる風邪?インフルじゃないよね?

雄一:ノーコメントでお願いします。

サンパッチーニ:ん?怪しいな、さてはウイルス持ってただろ(笑)。

雄一:いやいやいやいや、ちゃんと病院に行って検査したら大丈夫だったし。

サンパッチーニ:ホントに~?

雄一:ホントに。

サンパッチーニ:ならいいんだけど(笑)それでなんだっけ?あ、そうそう。感情が『無』の話しね。

雄一:だから、彼のゴールが嬉しいとか、そういう気持ちもなく、何故なら感情が『無』だったから。むしろ彼の先制ゴールより同点に追いつかれた失点のシーンに心が動いたね。

サンパッチーニ:と言うと?

雄一:マークしていた選手を彼が見失い、その選手が得点を決めたのだが、明らかにあれは彼のミス。

サンパッチーニ:たしかに。

写真提供:東京都フットサル情報サイト【FutsalStyle】

 

雄一:先制点を取って、その後失点に絡むあたりは流石に千両役者。自作自演。この日は彼の父が観戦に訪れていたので、ある意味親孝行ができたのではないだろうか。それを目の当たりにした時に身体がキツイというのも忘れて、元気になったというか自然と笑顔が自分自身に出てきた。むしろ感謝(笑)ありがとうと言いたい。

サンパッチーニ:ほほう。

雄一:あと付け加えるとすれば、試合終盤でのサプライズ的な出来事があったら最高だったかと思う。例えば・・・興奮してレッドカードで退場、相手を侮辱して退場、相手と競り合って転び骨折して退場、勝手にフォールドに入り6人目の選手としてプレーして退場、自身のゴールへ蹴りこみチームメイトからブーイング、相手チームからの歓喜・・・・などなど。彼の来季の退場の仕方についても期待しておきたい。

サンパッチーニ:それには雄一のレクチャーが必要なんでは?

雄一:そうね、今度会った時にレクチャーしておきます。

サンパッチーニ:ちなみにだけど、来シーズンは?

雄一:やりたい気持ちは常にあるんだけど。サンパチオにはワークフットサルライフバランスに苦労している人がたくさんいて、自分もそのうちの一人で。今はまだ何とも、、、

サンパッチーニ:そうね、バランスがね、、、ただぼくは、77年世代の高志、周平、雄一の3人がピッチで競演している姿を見たいと思っているんだけど。ぼくが覚えている限り今までなかったよね。

雄一:そう言ってくれるとすごく嬉しいけど。娘を説得します(笑)

サンパッチーニ:あはは。あ、今日は軽く一言コメントをもらえればな、なんて思ってたんだけど結構な時間になっちゃったね。

雄一:彼のこととなるとなんだかついつい熱が入っちゃうだよな(笑)。

サンパッチーニ:そろそろ時間なんで、最後にそんな愛してやまない?高志の魅力って?

雄一:そうだな、彼はサンパチオの創設者であり、会長職を長年務めているだけあってまさにサンパチオの顔であり、やはり存在感はズバ抜けていると思う。彼の一挙手一投足は見るものを笑顔にし、勇気を与え、前向きに取り組むことが本当に素晴らしいことである事を教えてくれる。『過去の栄光は何の意味を持たない』まさに今を生きる。今起きている事に真摯に取り組む。楽しむ。なんか人を惹き付ける魅力があるんだよね、彼には。

 

まだまだ話し足りないようだったが、この辺で。

高橋は大川の事が本当に大好きなようだ。

そして、雄一の来季のプレイも期待したい。

 

取材:サンパッチー二
協力:サンパチオエンタテイメント

 

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