原氏「広報担当である私のこだわりとして安易な決め方はしたくなかった」メインスポンサー契約締結に関する記者会見

2017年6月某日。

都内ホテルにて、今シーズンからサンパチオフットサルクラブのメインスポンサーとして契約を結んだサンパチオエンタテイメントが記者会見を開き、サンパチオエンタテイメント人事・広報担当の原が今回メインスポンサーとして契約した経緯、FCへの思い、選手たちに期待すること、などについて語った。

 

スポンサー契約締結に関する記者会見(要旨)

Q. 今回サンパチオFCとサンパチオエンタテイメントとでメインスポンサー契約をしたわけだが、まず本題に入る前に「サンパチオフットサルクラブ(以下サンパチオFC)」と「サンパチオエンタテイメント」の関係性について、違いがよくわかっていない人も多いと思うので教えてほしい。

「サンパチオエンタテイメント」は1997年結成当時は単純にフットサルチームの名前でした。それが月日を経る中でフットサル以外の活動にも大きく幅を拡げることになった経緯があり、一方同時並行で競技系志向として「サンパチオFC」が設立されていますが、サンパチオFCの運営元は「サンパチオエンタテイメント」となります。

なので、わかりやすく例えると「サンパチオエンタテイメント」がフットサルチームの運営を始めとした様々な事業を行っている「会社」で、「サンパチオFC」はその中で競技系フットサル部門を担当している「一組織」というイメージでしょうか。

 

Q. なるほど。それでは改めて、2017年度からサンパチオFCのメインスポンサーとして契約を締結した経緯について教えてもらいたい。

サンパチオエンタテイメントの結成が先ほど述べたように1997年。今年がちょうど結成20周年に当たるメモリアルイヤーになるため、2017年はサンパチオエンタテイメントとして様々な取り組みをしていくことを考えていました。

都リーグ所属のフットサルチームとスポンサー契約を締結するのもその中の重要な取り組みの1つでした。そして、複数のチームを様々な観点から検討させて頂き、結果的にサンパチオFCのスポンサードをさせて頂くことになりました。

 

Q. 複数のチームを検討ということは、最初からサンパチオFCありきではなかった?

もちろん先ほどの話にもあったように、サンパチオFCはサンパチオエンタテイメントの「一組織」になりますので、その関係性と親和性を考えればサンパチオFCを選択するのが一般的な、ごく普通の考えではありますが、広報担当である私のこだわりとして安易な決め方はしたくなかった。

スポンサードする目的は今年20周年を迎え、今後の永続的発展を目指していく我々サンパチオエンタテイメントの知名度・認知度を今以上に向上させること、これに尽きるわけです。

おかげさまで今でも府中の老舗チームという評価はして頂いているわけですが、フットサルを始めとして様々な活動に取り組む位置づけとしてサンパチオエンタテイメントがあること、この部分の認知度はまだまだだと自己分析しています。

そういった意味では、スポンサードするチームは別にサンパチオFCじゃなくても、先ほどの目的を達成できればよいと考えていましたので、複数のチームを検討したわけです。

 

Q. 具体的に検討をしたのはどこのチーム?

結果として契約締結までいかなかったものの、先方との守秘義務の関係もあるので、具体的なチーム名は公表を控えますが、本当に様々な観点から複数のチームをリサーチしました。その中には都一部に限らず、二部や三部のチームもありましたし、Fリーグ傘下のチームも俎上に載せていたということは伝えておきます。

 

Q. その中で最終的にサンパチオFCを選んだ理由は?やはり親和性の部分が一番大きな理由か?

もちろんそれもありますが、今回様々な視点から比較対象を実施した中で改めて感じたのが、サンパチオFCのチームとしてのポテンシャルの高さと、広報媒体としての話題性・訴求力の高さです。

 

Q. もう少し詳しく教えてほしい。

まずは実力面。単純な実力ではサンパチオFCより強いチームは複数います。ただしサンパチオの練習日数は週1回のみ。これはサンパチオエンタテイメント結成時から20年続いている伝統ですが、今時都リーグの第一線でやっているチームで、週1回しか練習していないチームなんてないんじゃないでしょうか?

そのような状況下で、2013-14シーズン以降の順位は8位、2位、3位、5位と非常に安定推移しています。週1回の練習ということを考えれば、実力的には申し分なしです。

 

Q. 話題性という点ではどうか?

その点においても、様々なチームと比較してもそのポテンシャル含め十分高いものを感じました。

「せっかくの休日なので勝つ」。

既に都1部ではお馴染みのフレーズですが、弊社調べだと、このキャッチコピーに対する都リーガーの認知度は90%を超えており、かつ好感度(共感度)も70%近くあるんです。

他に「ずっと続けたいので勝つ」というのもありますが、こういう共感性の高い、メッセージ性のあるフレーズを定期的に発信できるのはかなりの強みです。相当優秀なコピーライターやマーケター等、協力者がいるのでないでしょうか?

また、毎試合ごとに作成される試合告知、これもTwitter上で大変話題になっています。最近はフットサルスタイルの折橋氏もうまく巻き込みながら情報発信できている点も、話題性向上に一役買っている感じがします。

いずれにしても、このあたりの仕掛け方は大変うまいですね。都リーグ随一だと思っています。

 

Q. 他にチームとして感じた魅力は?

勝負にこだわり過ぎていないところも個人的に好感を持っています。サンパチオFCの選手平均年齢は30.3歳。他のチームと比較して少し高めです。世代交代ができていないというよりは、とてもベテランを大事にするチーム。ここ数年は早々に残留を決めていることもあり、最終節のスタメンは平均年齢40歳で組まれます。

都1部でほとんどのチームが関東リーグ昇格を目指している中で、そんなチーム他にないでしょう(笑)。

 

Q. サンパチオエンタテイメントのロゴも話題になっているようだが。

あのロゴは会長である大川の知人が結成時に作成してくれたもの。当時から「何のスポンサーですか?」と声をかけられることが多々ありました。我々もこのロゴには大変満足していますが、今以上に話題になってくれると嬉しいですね。

使用料を頂ければ第三者の使用も認めていますので、ご興味がある方はぜひご連絡ください。

 

Q. 今季のサンパチオFCは4節を終えて1勝2敗1分とやや出遅れているようだが。

たしかにここ数年と比べたらスロースタートですが、そもそも何事においても最初の入りが良い方ではないのでほとんど心配していません。横断幕を忘れたり試合告知も健在、話題性は相変わらず高いものがあります。

一部残留は何とか果たしてもらいたいと思いますが、それ以外は「エンタテイメント」性を遺憾なく発揮して、都リーグ全体を引っ張っていく存在になってもらいたいと。それが結果的に我々サンパチオエンタテイメントの認知度向上にもつながっていきますので。

 

Q. 最後に、今年20周年ということでスポンサード以外に考えているイベントは何かあるか?

まだ企画段階のものもあり、詳細を伝えられないものが多くて恐縮ですが、20周年記念式典は秋頃に都内ホテルで開催したいとは考えています。これまでサンパチオエンタテイメントを支えてくださった皆様への感謝の意を込めて盛大に実施したいと考えていますので、詳細決まりましたら改めてご案内したいと思います。

 

引き続き、サンパチオエンタテイメント、サンパチオFCをよろしくお願いいたします。本日はどうもありがとうございました。

以上。

 

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ブラジル発のフットサルブランドダウポンチ(DalPonte)日本を始めとする世界20カ国以上に輸出販売を行っており世界中のファンを魅了し続けている。

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