2013年から6年間指揮を執っていた木下に代わり、今シーズンサンパチオ3代目監督に就任した紅谷(選手兼)監督にサンパッチーニがこのご時世なのでオンラインでインタビューを敢行。
監督就任への経緯や今シーズンのサンパチオのテーマや目標をはじめ、今シーズン期待する選手や采配についても語ってもらった。
取材:サンパッチー二
協力:サンパチオエンタテイメント
—— まずは監督就任おめでとうございます。
紅谷:ありがとうございます。
—— 監督に就任された経緯から教えて頂けますか?
紅谷:なるほど…かなり機微な内容ですが、今回特別にお答えいたしましょう。
ご存知の通り、昨シーズンまでは木下が監督を務めておりました。あっ、はい。あの顔周りの毛量が比較的多めのあの木下です。その木下に代わり、今シーズンから私が監督になったのですが、まず木下が退任した理由についてお話させていただきます。
木下はサンパチオに関わる全ての人を『サンパチオファミリー』と考え、本当の家族のように接してきました。しかし、この度本当の自身の家族に対し、より重きを置いて愛を注ぐとの決断をしました。この決断に我々サンパチオファミリーとしても背中を押す形で退任することとなりました。なので、一部報道にあった都知事選への出馬や複数女性との不倫は事実無根です。
次に私が今シーズンから監督に就任した理由についてですが、みんなを顎で使いたかったからです。
—— 木下の退任で次期監督が誰になるのか注目しておりました。年齢的には杉村?もあるかなと思っていましたが、紅谷監督はどのように決まったのでしょうか?
紅谷:お察しの通り、杉村が監督というのも選択肢の一つとしてありました。杉村とは常日頃からチームのことについて話しており、密に連携してあらゆる問題を解決しています。今シーズンに限って言えば、運営面では杉村を中心に私がサポートする体制を取り、試合や練習の指揮については私が中心となり杉村がそれをサポートするという、ざっくりとはこういう体制となっています。よって、質問いただいた「どのように決まった?」という点については、二人で勝手に決めてました。
—— そのときのお気持ちをお聞かせください。
紅谷:監督就任が決まったときの気持ちですよね?うーん、一言では言い表せられないですね…「不安」と「期待」が入り混じった複雑な気持ちでした。ただ、これまでの大川や木下のような持って生まれたリーダーの資質は私にはないので、ただただ偉そうにしていきたいと思います。
—— 紅谷監督がどういう采配を振るのかとても楽しみなのですが、何かテーマはありますか?
紅谷:そう言ってもらえてとても光栄です。もちろんこれまでとは違ったサンパチオを皆さんにお見せしたいと思っています。
その中でテーマとして掲げているのは「一人ひとりが広い視野を持つ」ということです。皆さんもご存知の通り、フットサルは状況に応じた適切な判断をより素早く行うため、一人ひとりが広い視野を持つことが最も重要であると考えています。それはつまり、居酒屋でのスピード感を持った注文、監督のお酒がなくなりそうだと気づき、ベストのタイミングでのお店からの提供に繋がります。今シーズンはその部分を練習から徹底的に叩き込んで行きたいと思います。
—— 顎で使う、いわゆる顎采配についてもう少し聞かせてください。監督の顎采配を振るうにあたり今シーズンもっとも期待する選手は誰でしょうか?理由も教えてください。
紅谷:好きですねー。まぁー暑中見舞いもいただいたので今回は特別にお答えしましょう。
ずばり今シーズン期待する選手は背番号6番の宿村ですね。
サンパチオは今シーズン5名の新規メンバーを迎え、チームに大きな変化を与えていますが、古き良きサンパチソウルを受け継ぎし者としてピッチ内外で大きなインパクトを残してくれると信じています。逆にそれができなければ、今後一切の奥さんをパヤちゃんと呼ぶ権利を剥奪します。
—— ありがとうございます。今監督が触れてくださった新規メンバーですが、どんな風に顎で使うイメージをお持ちですか?
紅谷:うーん、正直この質問は私の顎に関するリサーチが足りてないようにうかがえます。これまで誠実にお答えしてきましたがガッカリしてます…
そう言えば最近ガッカリした話でめちゃめちゃ面白い話があるんですけど聞きたいですか?
—— はい、聞きたいです。
紅谷:まじかー!でもそこまで言うなら言いますねー!
いやー本当にめっちゃ面白くて、こないだ新しい靴買って、初めてそれ履いてちょっと近くのワークマン行こうと思ったら、家出た瞬間に犬のう○こ踏んじゃって、ワークマンちゃうやんウンコマンやん!!!!!!!
ってなった話なんですけど、めっちゃ面白いですよね!?
—— はい、かなり興味深いです。まさに勝つための運を味方につけた紅谷監督誕生の瞬間ですね。最後にサンパチオの目標について聞かせていただきたいのですがよろしいでしょうか?
紅谷:さて、気を取り直して最後の質問の「目標」についてですが、そもそもの考え方を踏まえながらお話させていただきます。
まず何事にも「目的」があり、そこに到達するために都度「目標」を設定し、それらを実現するための「手段」を考えると思います。ただし、サンパチオの場合は「楽しむ」という揺るぎない大きな目的があり、手段の一つである練習は原則週1回と決めています。そのような状況で全員が同じ目標を持つことは正直すごく難しいです。
ちなみにこれまでは「残留」という目標を設定してきましたが、ある意味サンパチオにとっては当たり前になりつつある今、一歩踏み込んだ目標を設定したいと考えています。
そこで私の考えとしては「リーグ最多得点」です。楽しむという目的から考えた時にやっぱり得点した時が1番楽しさを感じる瞬間だと思います。その瞬間をどのチームよりも多く味わうことを今シーズンの目標に設定したいと考えています。
—— 最後はまったくウンコと関係なくてほっとしています。あごがとうございました。
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