世界一のサンパチフリークと自ら語るサンパッチー二氏が、2016-17シーズンをざっくり振り返る・後編

世界一のサンパチフリークと自ら語るサンパッチー二氏が、独自の基準で2016-17シーズンをざっくり振り返る。

 

世界一のサンパチフリークと自ら語るサンパッチー二氏が、2016-17シーズンをざっくり振り返る・前編

 

<総括>

点数をつけるなら95点。合格点である。その最大のポイントは、最大の目標である残留を決めたところ。いよいよ残留癖がついてきたのか、1部リーグが選手の身体およびライフスタイルに染み付いているのを感じる。

チームを率いて4シーズン目となる木下監督は、父親になる選手が相次ぎ、平均練習量が下がっていると思われる中、若手との飲みニケーションを多用して練習量を総合的にカバーしていたように思われる。居酒屋および焼肉屋にて蓄積したビッグデータをもとに、新米パパのフォローと若手の育成を両立していた木下監督の采配は見事だった。

写真提供:東京都フットサル情報サイト【FutsalStyle】

 

その最大のハイライトは、なんといってもCAMISA戦の立花翔のサンパチオ初ゴールであったが、飯塚の覚醒、小出や田中らの躍動も今年のサンパチオに欠かせないものだった。

写真提供:東京都フットサル情報サイト【FutsalStyle】

 

行き過ぎた見解ではあるかもしれないが、仮に今後18歳の飲酒が認められる時代がくれば、木下監督が確立している飲みニケーション術は、いっそう価値を持つことになるだろう。

 

そして最終節では、木下采配の真骨頂であるベテランセットを、昨年を上回る平均年齢で実現。最終的には高志の最年長ゴールも演出してしまった木下監督の選手を見る目は、都リーグ屈指の能力であるにちがいない(これに刺激された雄一が来季の復帰を画策しているというのは本当だろうか)。

写真提供:東京都フットサル情報サイト【FutsalStyle】

 

減点対象のトピックスとしては、紅谷、杉村の沈黙である。サンパチオ有識者として脂がのってきたこの時期の、しかも独身者でありながらの想定外の沈黙。これにはさすがの木下監督も誤算だったであろう。そんな中、紅谷は近年の土屋と同様に、コート外での活動に魅了されてしまったというが、これは見逃せないトピックスである。ミスターサンパチオこと高橋雄一に影響されてしまうと、事実上の選手卒業という可能性もなくはない。いずれにしても紅谷と杉村、この二人の活躍が来季の鍵を握っていると感じている。

 

来季のことといえば、今季でチームを去る小出と榎本ことに触れないわけにはいかない。非常にさみしいことではあるが、逆にとても楽しみなことでもある。

 

サンパチオは、これまでも選手登録をしなくなった選手(俗に言う退団選手)とともに活動域を広げてきた歴史がある。最近では富山に帰省した早苗率いるチームとの交流戦があったがそれに匹敵する自己アピールを期待したい。

 

今年はサンパチオ20周年というメモリアルイヤーであり、集いの場もより多くなることが考えられ、顔を合わす機会も少なくないであろう。5月には立花の結婚式もある。また、小出と榎本本人たちがコパチオ2018への出場を熱望しているとも聞く。

今シーズンの勢いそのままに、サンパチオすべての関係者にとって実に幸せな一年となりそうな気配しかしない。

 

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