世界一のサンパチフリークと自ら語るサンパッチー二氏が、独自の基準で選手たちを評価する。
2016年11月12日(八王子市富士森体育館) VS CAMISA ○3-2
監督:周平
CAP:べに
選手:べに・雅己・しゅく・周平・なま・なお・ぼん・ぺんた・飯野・じえい・しょう・ゆうし・ひら・たつき
先発:ゆうし・べに・雅己・周平・しょう
サポーター:彼女隊
MOM(マン・オブ・ザ・マッチ):しょう
6.5 BENI 5 土屋慧不在の中、リーダーとしての自覚なのか、アゴを過剰にいじる人物がいないことへの安堵感なのか、試合前後での発言が非常に多くなっていた。この日はシュートが0本で、悪いボールの取られた方からピンチを招くこともあるなど、アゴの冴えないプレーも多かったが、立花のサンパチオ初ゴールを演出する最高のアシストで、すべてのマイナス評価を帳消しにした。また、この日の出場時間とアゴの長さはチーム最長。さりげなく3試合連続スタメンという実績も重ねている。 |
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7.0 MASAKI 11 前々日のカフリンガとの練習試合で3点を挙げ、最高のコンディションでこの試合を迎えた。練習試合の3得点は”たまたま”ではないか、と疑念の声もちらほらあったが、本人は「点を取れるポジショニングしていたのは計算であって、たまたまではない。つまり実力です。」と自信たっぷりだった。試合ではチームメイトの期待に応えて“たまたま”を証明するノーゴール。あわやゴールというシーンもあったが、ポストに助けられて、今シーズンの無得点記録は、まだ続いている。 |
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5.0 SHUKU 6 アップ時のブラジル体操では、積極的に声を出し盛り上げていたが、その空気にチームメイトを引き込むことができず。最後までこの男一人の声だけが聞こえるアップとなってしまった。アップで気落ちしてしまったのか、試合ではあっさりと抜かれる場面もあり、がむしゃらなディフェンスも、雄たけびも見られなかった。チームとしては最高に気持ちいい逆転勝利だったが、誘惑には負けず祝勝会を欠席。家路を急ぐ背中が寂しそうに見えた一瞬もあったが、家庭とフットサルのバランスという点において、最後に意地を見せた形だ。 |
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3.0 SHUHEY 12 立花のアモーレが観戦に来ることを知ってか知らずか、スタメンに抜擢。素晴らしい決断で監督としての評価が一瞬最高域に達したと思われる。さらには監督権限を遺憾なく発揮し、開幕戦以来の「スタメン、オレ」も断行。その後、特に後半9分以降の自分の采配は冴えに冴え渡り、自身が3得点すべてのシーンで出場中という最高の劇的勝利を演出した。3点目のオウンゴールを導き出すエンジェルパスを立花に送ってしまったのはご愛嬌で済むのだが、未だにスボルメのピステを着用する姿はサンパチオの団結力にとってマイナスであり超減点対象だ。 |
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6.5 NAMA 15 前々日のカフリンガとの練習試合で痛めた脚が心配されたが、試合中は大量のアドレナリンでその影響は皆無。飯野のゴールを演出するなど活躍した。キックインのサインプレーでは完全に崩したか思ったが、違う方向に走り出し、ピッチ上で迷子に。らしさを発揮した。3点目、オウンゴールと分かっていながらも全力でアピールしたところ、公式記録で本当にゴールに。後になって「演技しすぎて、公式記録が結局自分の得点になってしまっていて、とても罪悪感を感じています」と反省。精神面の弱さを露呈した。 |
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5.0 NAO 17 アップの時は体が軽く調子が良い感じがした、と本人談。しかし、蓋を開けてみるとそうでもなかった。チームメイトの誰もが、彼持ち前の左足からの強烈なシュートを期待していたが、この日は待てども待てどもそういった弾道はおがめず。得意のキックインからのチョンドンも警戒されてマークされてしまい、まったくいいところなし。シュートは前半の1本のみというこの男にしてはさみしい結果となってしまった。本多と土屋がいないと調子がでないという噂が立っている。そんななか、この日のハイライトはなんといっても昔馴染みの友人、立花の初ゴールだ。あの記念すべきゴールに立ち会えたことはナオにとっても最高の喜びであろう。 |
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6.0 BON 2 先発争いでゆうしに負け、この日の出場はなし。中堅選手らしくベンチからメンバーを見守った。祝勝会ではこの日のヒーローである立花翔が不在だったため、彼のお家芸である「お店の手配」を代行。チームファーストの姿勢を監督へアピールし、次節の先発に向けて一歩リードした格好だ。食欲の秋が誰にも平等に訪れる中、ビールを頼むペースがこの日のメンバーでは最も早く、勝利と美酒のマリアージュを誰よりも堪能していたようだった。 |
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7.0 PENTA 13 前節以降サンパチオの練習がなかったので、個サルでコンディションを整える、という都リーグの手本にもなるようなプライベートを過ごして試合を迎えた。試合ではその成果もあり、随所にペンちゃんらしい堅実さ、クレバーさ、愛らしさ満点のプレーを披露。チームメイトの期待に応えていた。圧巻はヘディングを相手にパス(イージーミス)してしまい、失点に絡んだシーンと、キックインからの失点にも絡んでしまった場面。負けていれば戦犯扱いとなり、イジられていたに違いない。試合後の祝勝会(焼き肉)に初参加し、個サルでヘディングの猛特訓を行うと宣言した模様。 |
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5.5 IINO 36 ミラン本田先輩の出番はしばらくほぼないが、飯野のキープ力と反転シュートはこの日の試合でも相手に脅威を与え続けていた。逆転劇につながる同点ゴールはその反転シュートから。利き足とは反対の右足によるキックは当たり損ないだったが、それ以上に反転のリズム、タイミングがすばらしい。チョロチョロとした鼻くそみたいなシュートだったが値千金の鼻くそシュートだった。平松とのダブルピヴォに何か革命の予感を感じたものは多かったが、結果としては何も生まれなかった。 |
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7.0 JIEI 25 前々日のカフリンガとの練習試合で左足首を捻ってしまい、出場なし。チームファーストの姿勢を貫き、前日に怪我の状況を監督に自ら告白し、ベンチ要員として、全力を注いでいた。アップで仕切る様子もなかなか好感が持てるものだった。欲を言えば試合中はもっと声を張ってほしい。その点は宿村の声量を目標にすると良いかもしれない。母校が全国大会出場するといううれしいニュース付き。 |
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8.5 SHO 19 この日はスターティングメンバーとして出場。今思えばその時点から何か空気が違っていた。後半、相手キーパーの4秒ルールで得た間接FK。紅谷からパスを受けてシュート。しっかりミートした弾道は、ゴール中央へ気持ち良く突き刺さるファインゴールに!誰もが待っていたサンパチオ初ゴール(5シーズン目にして)都リーグ初ゴール。彼女が訪れていた試合で決めるというのも運命的なものを感じさせる。残念ながら試合後の祝勝会には参加できなかったが、ツイッターで「こんな日に飲むビールは美味いんだろうなーー!なぜ、今日なんだろうか。無念」と嘆いていた。こういった詰めの甘さは試合にも出るもの。嬉しい気持ちはわかるが、反省すべき点である。 |
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6.5 YUSHI 1 実は、今シーズン初出場。そのフレッシュ感と緊張感を相手にも伝染させたのか?相手選手のシュートミスを誘発しながら、わずか2失点は上々の出来といっていいだろう。前々日に格上カフリンガとの練習試合を経験したことで相手のシュートが遅く見えていたとかいないとか。祝勝会には天敵の宿村がいないからなのか出席。乾杯の挨拶という監督へのアピールのチャンスを掴んだが、逆に印象を下げてしまった模様。次節はベンチが濃厚か。挽回のチャンスが訪れることを願っている。この男のポテンシャルはこんなものじゃないはずだ。 |
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6.0 HIRA 88 奥さんとお母さんが観戦に訪れた中の試合。ユニフォームのボタンを上まで止めるか1つ開けるか迷ったが、上まで止めると苦しいという理由から結局1つ開けて試合に臨んだ。杉村に最高のパスを送るが、連続ノーゴール記録が続く男が相手では運が悪く、残念ながらアシスト記録なし。それ以外目立った活躍はできず。サンパチオスタイルに慣れる(理解する)には時間がもう少し必要そうだ。本人談「全く貢献できなかったが、逆転勝利!みんなと美味いビールが飲みたかったが、明日が早番なので、帰宅!」。ワークライフフットサルバランスの追求は今日も続く。 |
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6.5 TATSUKI 3 時折キレのあるドリブルを見せたが、ゴールには至らず。わりとおとなしく試合終了を迎えてしまった印象だ。しかしこの男の見せ場は試合後にやってきた。なんとオフィシャルの道具(リーグ運営道具一式)をチームを代表して車で持ち帰るという年に一度あるかないかのファインプレーを披露。このパフォーマンスは、多くのチームメイトに賞賛されている。そしてこの日最も注目すべき運搬のハイライトはこの後。向かった先は鯰江先輩の自宅であり、オフィシャル道具を部屋の中に放り込んで豪快にこの日を締めくくったという。大変将来性を感じさせるエピソードだ。 |
この日の一言
クレジットカードの暗証番号を1575に変える人がいるとかいないとか。
写真提供:東京都フットサル情報サイト【FutsalStyle】
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世界一のサンパチフリークと自ら語るサンパッチー二氏が、独自の基準で選手たちを評価する
ブラジル発のフットサルブランドダウポンチ(DalPonte)日本を始めとする世界20カ国以上に輸出販売を行っており世界中のファンを魅了し続けている。
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