先日、選手兼監督の木下がこれまで大川が持っていたサンパチオにおける公式戦最年長ゴール記録を39歳7ヶ月か39歳8ヶ月に更新した。
木下選手兼監督が大川の持つサンパチオ公式戦最年長ゴール記録を39歳8ヶ月に塗り替える！！！
記録を更新されてしまった大川は取材に対し次にように語った。
サンパッチー二：木下監督が最年長ゴール記録を更新しました。そのことについて一言コメントをいただくことはできますか。
ええ、そうですね。そうなるかな～とは思っていたところ、予想通りそのようなことがおこりましたね。まずは「おめでとう」とお伝えください。いやー実は伝え損ねてしまいましたので。ええ、まずはね。
でもなんでしょうね、やっぱり一抹の寂しさがありますよね。だから伝え損ねた、のかもしれませんね。「記録は塗り替えるものだから、どんどん更新してくれ！」という気持ちとかはまったくなかったので。
引退した大物が「こういう選手が出てくるのを待っていました、逆にうれしいですよね！」みたいに、かっこよく言うことありますよね。あんな風に言ってみたかったんですけどね～。
ぼくと彼は同級生で、実はぼくはまだ現役選手というね。
そうそう、この取材の依頼があったときから気になっていたんですけど、ぼくがすでに引退していると人だと誤解していませんか？登録されていますから、東京都リーグに。
まあ、原因はすべて自分にあるんですが、試合どころか、練習にもほとんど出ていないので、まあ、更新されますよね。
木下は毎週毎週練習して試合して、しっかり戦力になっていますからそりゃ得点しますよね。遅いくらいです。そうですね、遅いですね。
もう40歳間近という状況で監督しながら得点しちゃうというのは立派なんですけど、逆に今頃になってようやく記録更新とは、これまで何をやっていたんでしょうか。
高校のサッカー部だったころも決して得点能力が高い選手ではなかったんですけど、フットサルですからね。誰もがゴールする楽しさを体験出来るスポーツ、それがフットサル。そう聞いて育ってきたサロンフットボール世代ですから、そういう意味では毎週毎週フットサルしているのに遅すぎますよね。毎週ですよ？毎週ですからね？
相変わらず守ってばっかりなんですかね～あの男は。ずうっとディフェンダーだったんですよね。すばらしいディフェンダーでしたよ。職人的なね。それはそれはよく守っていましたよ。彼のおかげでいい試合ができたり、競り勝てたり、チームが組織としてまとまったり。その要にはいつも彼がいた。いました。たしかにいました。
でもですよ、でもです。いかんな～。それはいかんですよ。成長がないですね。
たとえばぼくは、高校時代はフォワードも、スイーパーも。ユーティリティですよね。攻めて守って攻めて守って今に至るわけで、そのようなユーティリティ性の高さから昨年のぼくは、わずか1試合のチャンスで1得点ですから。
この決定率はやはり東京都リーグにふさわしいレベルかと。たしかに体力は落ちましたよ、おなかはでました。でも頭脳プレーですよね。
木下はまだきっと力任せにプレーしているから、嗅覚みたいなのが足りないのかな～。読売クラブの武田修宏選手の動きをビデオで見た方がいいと思うんですよね。まちがってもスアレスとか、そういうのを見てはダメなんですけど。
ああ、そうか、バルセロナ好きだもんね～。あれが良くないのかなあ。
まあ、確かに木下はサンパチオのマルディーニみたいな人なんですよ、すごい人なんですよ。ほら、マルディーニはバルサではないですから。
いずれにしても、よくないですよね。若手の手本として成長がないところを見せてしまってはね。
まあでもそれでも全力でプレーしている結果ですから、それはもう非常にすごいことで、本当にあらためて、おめでとうございますと言いたいですよね。おめでとうございます。
もっとすごい活躍をされた時に、素直におめでとうと言えるかは正直わかりません。正直、もう活躍しない欲しいですよね。
サンパッチー二：一言で良かったんですが・・・ありがとうございました！
取材：サンパッチー二
協力：サンパチオエンタテイメント
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